皆さん こんにちは!!
穏やかで、さわやかな、土曜日でありました。
今回から仏像の見方、お墓、戒名の読み方をUPしていきますが
その前に、必ず年2回あるイベントの考え方をお知らせします。
「お盆とお彼岸」です。
先祖を供養しながら自己を省みる行事です。彼岸とお盆には菩提寺、お墓に行って墓参りをします。お寺での法要に参列する場合は卒塔婆供養をしてもらい、墓石の後に立てて故人の霊を慰める。(浄土真宗は除きます)。
こうした彼岸・盆の儀礼は、古来の祖先崇拝信仰と仏教行事が混じりあってつくられた日本独自のものであります。
お盆は盂蘭盆会の略で、雨期に僧院に籠もって修行する僧たちに在家信者が食事を捧げたのが始まりとされてます。その功徳は死者にも及ぶとされたことから、中国で先祖供養と結びつき釈迦の高弟の目連が餓鬼道に堕ちた母をこの功徳で救ったという説話もつくられました。日本でも秋の初めに祖先を祀る時期で在ったのでその信仰と交じり合って広まりました。お盆の期間は地域によって異なりますが、旧暦、新暦の7月13日〜16日とするのが一般的です。初日は、祖先霊を迎えるための迎え火が、それぞれの家でたかれます。(現代ではちょうちんに電燈です)仏壇とは別に設けた精霊だな(盆棚)に霊を迎え、供物を備え、菩提寺僧も回ってきて棚経と言う読経を行います。最終日に送り火を焚いて霊を送り出します。(現代ではちょうちんに、電燈=盆とうろう)。
彼岸とは現世(此岸)に対する悟りの世界の意。それが来世の意味に解されて、先祖供養の儀礼となりました。春分、秋分を中日とした7日間が彼岸とされ、墓参り、寺参りを行います。古代では真東からのぼって真西に沈む太陽を拝する農耕儀礼でもありました。
五穀豊穣は先祖のお陰と太陽のお陰であり、月にも十五夜で豊穣のお礼をします。
次回より、身近なようでよく解らない、戒名、お墓についてシリーズでUPします。
2日〜6日まで仕事の関係でお休みします。
顕空。 合掌。
コメント