皆さん こんにちは!!
おぼろな月の風景です。まだ空は青いですが、水の中に浮かぶ泡みたいです。
カレンダーは後3枚で本年も終わりです。一ねは光陰の如しです。
影も長くなりました。このようにいつの間にか人は老いていきます。
老いてでなと見えない風景もあります。歳をひらうことは、悪いことだけではありません。
死にかけてかけて命をもらうと、その後の生死の価値観が変わります。
生きてること自体が感謝です。
紀伊半島の台風の災害は、平成になり最悪のようです。今年は地震津波台風と自然災害が多く
あまりよくないですね。原発と言う人工物の災害もあり、人間が人間を苦しめる結果となり、残念です。
エネルギーは国策ですが、何とかならないものかと、皆さん苦悩してると思います。
壮絶な厳しさを伴うのが「荒行」です。天台宗の千日回峰行と日蓮宗の大荒行はインドのヨーガと共に世界三大荒行といわれてます。今回は天台宗は比叡山で千年を超える伝統を持つ千日回峰行についてさわりだけ、お話します。初年から3年目までは深夜から朝にかけて100日、4.5年目は毎年200日の回峰巡拝をします。そして700日の回峰行を終えると、不動堂に9日間籠もり、断食、断水、不眠、不臥で不動明王の真言を10万回唱える「堂入り」の行に挑みます。最後には死臭が漂うとも言われてます。この過酷な行を終え、残りの300日は2年かけて比叡山と京都市中を歩き、満行で、戦後達成したひとは12名だけです。
生死をかけた行で、回峰中は座ることが出来るには一箇所だけで、あとは休まず早歩きです。そして懐には短刀を忍ばせて、回峰中止は自ら短刀で死を選ぶしきたりです。多分、あの世とこの世の幽玄なる世界が見えたでしょう。自己との戦いですね。
顕空。 合掌。 本日より2日間仕事でお休みします。次回は、日蓮宗の大荒行です。
コメント