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From: Kenji Kitago
To: 顕空
Sent: Wednesday, March 09, 2011 8:44 PM
Subject: 顕空です。江戸六地蔵の3番目の真性寺の案内2 終わり。
皆さん こんにちは!!
江戸六地蔵の一つで3番目の真性寺の案内です。
東京は巣鴨の刺抜き地蔵の通りの入り口にあるのが、真性寺です。
陰光地蔵尊となります。(真言宗)古くは弘法大師に始まり、松尾芭蕉、近代では、関東大震災の慰霊、等境内にあります。
刺抜き地蔵に行く前に、拠ってみてください。梅の木が綺麗に咲いてます。地蔵信仰(庶民信仰)が江戸時代からあって、今日まで
来てます。次回は巣鴨の刺抜き地蔵の案内をします。
仏教では四苦八苦と言う言葉があります。苦には8つの種類があります。生老病死=四苦であり、これに愛別離苦と怨憎会苦、求不得苦(求めるのに手に入らない苦しみ)、五蘊盛苦(ごうんじょうく=身心がコントロールできない苦しみ)あわせて八苦です。これらは、生きていく上で避けることが出来ない苦悩の代表的なものです。多分、皆様が実感として感じることだと思います。
苦から開放されるには「自分」と言う自我を調えることからです。我々は執着や貪りによって生きる苦悩と言う激流にのみこまれてしまいます。経典には、よく川の比喩が出てきます。「こちらの岸(此岸)から向こうの岸(彼岸)にわたろうと、とかれてます。こちらの岸がが迷いの世界で、向こう岸が悟りの世界です。仏教の教えといういかだで渡りきり。向こう岸に到達するのです。最古の経典と植われる「スッタ二パータ」では、ブッダのことを「彼岸に到達したひと」と表現してます。苦悩からの開放は心を正しく調えることで、偏らない中道を解いてます。(一つことにこだわって、もう一方を疎かにすること)。我々は日常、四苦八苦してますが、心が乱れ、呼吸も乱れ、身心も乱れてます。これを正常に戻して、調えて、
自己を見つめたら、心が収まり、乱れも少なくなります。
いかがでしたか、、、、。人生は山あり、谷ありですが、景色を楽しむ、ゆとりは欲しいですね。さすれば、山も谷も楽しめる余裕が生まれると思います。喜怒哀楽もたのしからずやです。
顕空。合掌。
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