皆さん こんにちは!!
真言宗の開祖弘法大師(空海)です。
名前の空海はまさしく空と海です。地球レベルのなまえです。
だからでしょうか、広大な包摂性を備えた究極の理想を追い求めました。
生まれは、四国の讃岐の国多度群の豪族の佐伯氏出です。幼少のころから仏智があったのか
断崖絶壁から飛び込み、我が神仏に必要なら、生きられるといい、生死をさまよってます。
18歳で長岡京に上がり、大学寮に入り(官僚養成機関で当時では最高のエリートコース)儒学を学んでます。何と、空海は1年で退学し、山林、山岳に入り仏教の修行に身をとうじます。その後、私費で遣唐使の船に乗り、唐に渡り
真言(マントラ)の密教を極めて帰りますが、なぜ空海がエリートの道を捨てて仏門に入ったかは定かではありません。空海の詩文集「性霊集」には、「古人は道を学んで利を謀らず、今に人は書を詠むもただ名と財のためなり」古人で人々から尊信された人物は、名利など度外視して己の信じる道を邁進したのだ。しかし今に人は、名と財のためにしか努力しない。と空海は指摘してます。1200年前も今も人間煩悩は変わらないことですね。さらに血付け手、「輪王の妙薬はいやしうすれば毒となる。法帝の醍醐も諦すれば災をなす」 目標がよこしまな思いに満ちていれば、それを実現しょうと励むうちに、転輪聖王の仏法さえ毒とかし、大日如来(宇宙)の教えもかえって災いをなすのだ。名利を目指しては、心は安まらない。名利を追い求めなければ、賎しい心に惑わされこともなく、悠々と生きることが出来る。名利はあとから、ついてくるのだ。
明日は、真言の真髄を語ります。
顕空。合掌。
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